グーグル検索の結果をチェックしよう
今回は技術系のトラブル情報です。
ブログをビジネス用途で運営されている方のうち、とりわけワードプレスを利用されている場合にはSEOは重要な意味を持ちます。
簡単にいえば「グーグル検索」の結果しだいでビジネスが急拡大したり、急降下したりするわけです。狙ってきたキーワードで検索結果の1ページ目に表示されるのと、2ページ目に表示される差を考えてみれば明らかです。ましてや5ページとかずっと後ろで10ページあたりになると、わざわざ見る人の方が想像しにくい。
たまにはご自分のサービス名称で一度検索をかけてみて下さい。
変なコト起きているかもしれませんよ。
現在進行形のトラブルであり、無事解決したわけではありません。
これが原因でSEO順位が下落しているかという確証もないのです。
ただ人によっては大きな迷惑をこうむる可能性がありますので
現時点でわかっていることだけシェアします。
不可思議なSEO順位の急落から始まった
私のライフワークであるライフコーチのメインサイト(https://e-kamo.tokyo)では
原因不明の順位下落が続いておりました。
・サイトの高速化
・記事数の増加
・記事の見直し(⇒補足追加による情報量の増加)
これらを念頭に、やれるだけの手は打ってきました。
ちなみにサイトマップ情報(sitemap.xml)は記事の更新の都度プラグインから自動的に提出されており、手動でもサーチコンソールから送信しておりました。
要はグーグルに積極的に自分のサイトを報告していたという意味です。
にもかかわらず順位は低下。さらにひどいことにサーチコンソールから送信した半日~1日弱は表示が復活するものの、普段は検索結果から姿を消すという事態に。
一時は1~2ページ目に位置していたサイトです。順位の変動は珍しいことではないのですが、ここまでくると何か起きていると考えざるを得ません。腰の重い私もようやく対処に動き始めたのでした。
サーチコンソールでは指摘なし
サーチコンソール(Search Console)とは、グーグルが提供するWEB担当者向けのツール。簡単にいえば、自分の管理しているサイトについていろいろな情報を受け取ることができます。
こちらから情報提供することもでき、これによりサイトのインデックス化(グーグルのデータベースへの登録)をスムーズにさせることが期待できます。インデックスされないと、グーグル検索で表示すらされませんから、きわめて重要なプロセスです。
サーチコンソールを使わなくても、リンクをたどってインデックスはしてくれます。これはボットプログラムにより実行されていて「クロール」作業と呼ばれています。でもいつ行われるかわからないし、きちんと全てのリンクをたどるかもわかりません。だからサイトマップという情報を別途送信して地図代わりにしてもらうわけです。
グーグルの判定はボット・AIだけでなく人による判断もあります。ひどいサイトだと、「それはダメだよ」とインデックスから強制削除されるケースもあります(「手動による対策」)。もし該当すれば警告のメールがきて、グーグルと連絡を取り合いながら修正することになります。
私の場合はこの手の警告もエラーもありませんでした。
意味のわからない検索結果って?
「ライフコーチ加茂康明」で検索したところ、次のような検索結果が出ていました。
1・3番目はクリックしても、エラー表示されるだけです。(404エラー:該当ページなし)
2番目はなぜか通販サイトが表示されます。検索しても「ライフコーチ加茂康明」は含まれていない様子。
4番目はサーバーが停止中との表示。内容は示されません。
キャッシュを表示してみるとわかること
エラー表示されてしまうと、画面をエラー情報だけが占めてしまい
なぜ検索結果に表示されたかがわかりません。
そこでキャッシュを表示させてみました。
キャッシュとはグーグルがその判定をしたときの根拠となったページ情報のこと。
(次にクロールされたら上書きされ消えてしまう一時的なデータです)
これはタイトル上の小さい文字のところにある▼マークをクリックすると出てきます。
(なぜか1番目にはありませんので見ることはできませんでした)
3番目のキャッシュはこちら(長いので一部抜粋)
(中略)
よくみると私の記事がベースになっていて
タイトルは全体に、
記事については途中に商品情報が挿入されている!
しかも2~4番目は同日にこの現象が起きていることが明らか。
このことからウイルスなどでサーバーが乗っ取られているのではと想像しました。
私の使っているサーバーではなく
こんなツギハギの記事を置いている側のサーバーの問題ではないかと。
具体的な対処もサーチコンソールで
ググると「キャッシュの削除」をグーグルに申請できることがわかりました。
不要なキャッシュを削除することができるわけです。
表示されたキャッシュ画面にどのURLのキャッシュか表示されていますから
そこをフォームに入力して「削除をリクエスト」をクリック!
これでグーグルにこちらの見解を伝えることができるわけです。
しばらく待っていると(数時間~1日程度)、「保留」とマークされていたところが「処理済」に変わりました。検索してみると検索結果からは消えていました。
でも中には「拒否されました」という表示結果もありました。
・存在しないサイトについては、過去の時点でのキャッシュの削除には応じるよ
・でもそのページが今も存在するなら削除できないよ
・だからサイトの持ち主に削除するか更新してもらってね
・もし削除か更新してくれたらもう一度やってみるよ
ということのようです。
なぜかオンラインカジノにも表示されていたので
ここには削除要請を送りました。
カジノ?ここまでくると意味がわかりません。
まとめ
原因は判然としませんが、自分の予期しないところで異常なことが起きているようです。
気持ち悪いですよ。勝手に使われて誰の得になっているわけでもないんですから。
だから検索結果を提示しているグーグルには、誤りがあれば正すように依頼しなければならないわけです。
仮にリンクが存在していて、リンク先がSEO的に問題の多いサイトだと
リンクでつながっているこちらのサイトにも悪影響が出ます。
ですので、たまには自分の名前やサービスなどのチェックをおススメします。
私も初めてのことだったので驚きました。
エゴサーチとはちょっと意味が違いますけれど。
最後までお読みいただきありがとうございます。